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    汚染物質の原位置分解とは

    11月 19th, 2014 by

    土壌汚染の対処法の1つである原位置浄化の1つに、原位置分解と呼ばれる方法があります。これは、大きく分けて化学的作用によるものと、生物学的作用によるものとがあります。いずれの手段を取るにしても、室内試験などを行って分解条件などを事前に確認しておくことが大切になります。
    前者の化学処理には、酸化分解と還元分解とがあります。酸化分解は、過酸化水素水や過マンガン酸塩などを汚染された土壌中に注入して、有害物質を分解します。還元分解は鉄粉を数パーセント中まで混合し、脱塩素化を行います。
    後者の生物処理には、ベンゼンや油分などを好気性の微生物によって、塩素系の揮発性有機化合物を嫌気性の微生物によって分解します。大きく分けるとバイオスティミュレーションとバイオオーギュメンテーションとがあり、前者は栄養剤などを添加して土壌中の微生物を活性化させて分解を行い、後者は微生物を土壌中に注入することによって分解を行う方法です。

    産業廃棄物と土壌汚染の関係

    11月 6th, 2014 by

    高度経済成長期に入ってから、工場排水が地価に浸透することや揮発性有機化合物、あるいは廃棄物による土壌汚染が深刻な問題になってきました。
    工場や事業場からの揮発性有機化合物による土壌の汚染は、多くの場合で地下水までも汚染することになることから、住民を巻き込んで大規模な訴訟などがかかわる問題として話題になりました。
    また、産業廃棄物には有害物質などが含まれている場合があり、不適正な処理によって土壌汚染につながることもあります。廃棄物処理法においては、廃棄物は「一般廃棄物」と「産業廃棄物」に分けられています。産業廃棄物には汚泥や廃油、廃酸などがあり、一般廃棄物は爆発性、毒性、感染性などの有無によって「特別管理一般廃棄物」と「特別管理産業廃棄物」とに区分されています。
    福岡県では2002年に若宮市で産業廃棄物処理業者が敷地に廃油入りのドラム缶を大量に埋設したことで、浄化がすむまで10年もの時間を要しました。不法投棄事件は解決までかなりの時間を要しています。

    土壌に含まれる特定有害物質とは

    10月 30th, 2014 by

    土壌汚染調査の依頼なら株式会社セロリでどうぞ。
    土壌汚染対策法でいうところの有害物質が、人に摂取される経路としては、土壌を直接摂取する場合と、土壌に溶け込んでいる有害物質が地下水に溶出することで汚染された地下水を摂取する場合とが考えられます。
    直接摂取による暴露には重金属などが考えられ、その基準として土壌含有量基準が設定されています。地下水を経由する暴露としては重金属や揮発性有機化合物や農薬などが考えられ、その基準として土壌溶出基準が定められています。
    ここでいう土壌含有量の試験は、人が直接摂取した場合の影響を判断するものであり、胃酸の濃度と同じ程度の水に汚染された土壌を接触させ、有害物質が溶解する濃度を測定します。これが法で土壌含有量と決められています。
    一方の土壌溶出量は、土壌に含まれる有害物質が地下水に溶け出す量を調べる土壌溶出試験で調べることになります。これは汚染された土壌に10倍の量の水を加え、水に溶け出す有害物質の量で表すものです。